天体 / Tentai
淡く煙る名も無きひとときが
重なり やがて今日を成せば
かつて訪れたはずの昨日を
羨むことなく居れるだろう
忘れ難き木枯らしの日ならば
そっとしまっておけるよ
対になって廻るほど涼やかに
夜は足早に更けるよ
天体を紡ぐ糸を手繰り君は旅立つ
まんまるの地球に沿ってどこまで行けば
見つかるだろうか 闇雲な午後
途切れることの無い流星の雨
歌おう いつまででも月は巡る
カーテンを引いたら標は
8.7光年を越えて
明かりに影踏み
二人を留めてくれるよ ずっと
まんまるの地球に沿ってどこまでも行こう
途切れることの無い 流星を探しに
歌おう いつまででも月は巡る
眠るまではずっと 側にいてね